《ミュージックシュタインCDガイド Vol.6 ?07年11月第1週放送分?》

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行ってきました福島&福岡ッ☆
いやぁ、たのしい旅だったッ♪

すでに
《前のめりッ》
でもレポされているとおり、
数々のうれしい再会もあった福島、
そして、先生と生徒との《響き合い》も、至るところで感じた、
福岡県立《ひびき高校》での
講演ライブ
どちらも忘れられない時間となりました。

掲示板
には、この2箇所だけでなく、
水戸からの感想かきこが今でもよせられていて、
本当に本当にしあわせですッ!
あさっての番組収録では、
そんな《秋の講演ライブツアー中盤戦》の話もしたいと思ってるんだけど、
まずは、アップが遅れてしまっていた、11月第1週分の《CDガイド》、
さっそくいってみたいと思いますッ☆

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《ミュージックシュタインCDガイド ?07年11月第1週放送分?》

この週は《秋に聞きたいアコースティックな曲》ということでお送りしましたッ♪

1. 恋するチャック/リッキー・リー・ジョーンズ
収録アルバム
浪漫

《アコースティック》というと、
すぐに《癒し》なんて言葉と結び付けられて、
ただ単に、耳ざわりがよくて、
毒にも薬にもならないようなものも多かったりするけど、
この曲はそんなこと、まったくありませんッ♪
すこぶる奔放で、気が強そうな歌声は、
ちょっぴりひねくれてて、
それでいて、ものすごく洗練されてて、
イントロのフレーズだけで《名曲オーラ》出まくりの絶品ッ♪
こういう歌を歌うおねぇさんに恋しちゃったら、
翻弄されるんだろうなぁ。きっと。(笑)

アルバムおすすめ度:★★★☆☆

2. ブレープフルーツムーン/トム・ウェイツ
収録アルバム
クロージング・タイム

この間、ものすごく久しぶりに、
高校時代の同級生と飲みました。
あの頃は、ぼくと同じ、ヴァイオリンを演奏していたけれど、
大学からは別の道に進み、
「忙しくて、なかなか楽器弾ける時間がなくてさぁ」なんて笑いながら、
家族の話をしてくれる彼。

同級生って、ほんとに独特のグルーブがあって、
何年会ってなくても、
「久しぶりッ」の一言だけで、
空白だった時間を飛び越えられちゃうんだよね。

この間、講演ライブで銚子におじゃました時も、
控え室の外の廊下では、
中学校OBたちの《再会の声》が、何度も響いてたんだけど、
ほんと、いいものだったよなぁ。

10代の頃、純粋に《同じ時間》を共有できたともだちと、
離れていても、同じ時の流れに身を置いていたことを確認しつつ、
お互いのかかえている《今》を語り合えた、
本当にたのしくて、かけがえのない時間でした。

そんな再会の後、ほろ酔いの帰り道に、
思わず口ずさみたくなっちゃうのがこの曲。
ピアノを中心とした、簡素な、でも素晴らしく味わい深いオーケストラをバックに、
トム・ウェイツが、実にシブい喉を聴かせてくれます。
その歌には《ひとりぼっち感》がただよってるんだけど、
これが、ちっともさみしくは感じないんだよね。

アルバムおすすめ度:★★★★★

3. Lady O/ジュディ・シル
収録アルバム(PCのみ試聴ありッ)
ジュディ・シル

突然だけど、
《孤独》と《さみしさ》って違うものだよね。

どちらも《ひとり感》ただよう言葉だけど、
自分の内側に向かって、解決への鍵を探している《孤独》に対して、
《さみしさ》というのは、自分の外側に目が向いてしまっている、
そんな状態のような気がします。

そして、生きていく中で、
成長するために、
自分自身とじっくり向き合う《孤独》な時間は必要だと思います。

決してメジャーな存在ではないけれど、
自ら歌を作り、
アレンジも手がけ、
クラシックとも、フォークとも違う、
ものすごく繊細な世界を響かせてくれる彼女の歌を聴いていると、
「このオーケストレーションを編み上げている時間、
きっと、彼女は孤独だったんだろうなぁ」なんてことも感じてしまいます。

でも、自分自身と静かに向き合いながら、
頭の中で鳴り響く旋律を、
ひとつひとつていねいに、楽譜へと落としていく。
そうやって完成したスコアが、
オーケストラメンバーの手によって、実際に演奏され、
空気を振動させた瞬間の《至福》というのも、
孤独な時間を過ごしたからこそ、味わえるものなんだよね。

秋の夜長、彼女が遺してくれた音楽を聴きながら、
そんなあれこれに想いをはせてみるのも、
いいものだと思います。

アルバムおすすめ度:★★★★☆
♪彼女が遺した2枚のアルバムと、デモやライブ音源をパッケージした2枚ぐみはこちらッ
アサイラム・イヤーズ

4. ショパン作曲ピアノ協奏曲第一番ホ短調より第二楽章
/クリスティアン・ツィマーマン(ピアノ・指揮)・ポーランド祝祭管弦楽団

収録アルバム
ショパン/ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11

《究極のアコースティックサウンド》といえば、やっぱりクラシックでしょう。
そんなクラシック音楽の中でも、
最近ぼくが、最も衝撃を受けたのが、
《ショパンコンクール》に優勝したピアニストが、
ショパン生誕の地、ポーランドで、自ら組織したオーケストラを、
ピアノを弾きながら指揮したこの演奏です。

《素晴らしい音楽はジャンルを超える》
というのが、ぼくの持論なんだけど、
まさにこの演奏は、
ショパンへの限りない愛情とともに、
胸の中には鮮やかな映像が広がっていく、
《ジャンルも時間も国境も越えた名演》だと思います。

自分の理想の音楽を完成させるために、
オーケストラまで組織して、
ピアノを弾きながら、
時には首を振ることでオーケストラを指揮するツィマーマンのピアノは、
ぼくの中にあった《ピアノ演奏》の概念を、
根底から塗り替えてくれました。

ほんのちょっとの衝撃で、
あっという間にこわれてしまいそうなハーモニー。
それは、ポーランドの冷たい空気と、
人肌のぬくもりを同時に感じる世界の中で、
ていねいにていねいに、奏でられて。
「二度と戻らない時間だからこそ、愛しくもある」
そんなことも感じてしまう、
《人生の1枚》と言っても過言ではないアルバムです。

アルバムおすすめ度:★★★★★(文句なしッ)
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気がつけば、
もう11月も半ば。
ということは、
《ザ・クリスマスショー2007》
まで、あと約1ヶ月ってことなんだよねッ!

実は現在、
《当日限定クリスマスプレゼントCDR》に入れる新曲を作っています。
これが孤独な作業なんだッ★(苦笑)

でも、
当日みなさんに聴いてもらえることをたのしみに、
完成にこぎつけたいと思っています。

ライブチラシも、
こちら
から、ダウンロードしてもらえるようになったので、
どんどん宣伝しまくってもらえたらうれしいですッ!
残念ながら、当日参加できないなんてみなさんも、
ぜひ、チラシを使って、
東京近郊に住んでる知り合いに、
ライブの存在を広げてねッ!

それじゃまた次回ッ☆
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このページは、Taroが2007年11月13日 12:13に書いたブログ記事です。

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