2006年8月アーカイブ

今から、講演ライブとラジオ出演するために、
石川県に行ってきますッ☆

情報メール
で報告したら、
さっそく「行ってらっしゃい」というメールも届いて、
とてもうれしいです。

そして今回も、
《石川県のおいしいもの&お店》を、みなさんから教えてもらいたいッ☆
特に9月1日、
ラジオ出演を終えた金沢で、
おいしいものにありつけたらうれしいですッ♪
こちら
から、メール送信してもらうと、
遠征先のぼくらにも、バッチリ届きますので、
ぜひとも情報をお寄せくださいッ!

ぼくらがどんなごちそうにありつけたのか、
そして、講演ライブやラジオ出演の様子も、
《前のめりッ》
で、逐一報告していきますので、
そちらもおたのしみにッ☆

それでは行ってきますッ!

新ギタリスト、トーマスとの初ライブ、
そして、加賀市の高校生たちと出会えるのもたのしみだッ☆

いやぁ、久しぶりに、
頭をガツンとやられた出来事でした。

今年の春、
カナダ出身のアーティスト、ニール・ヤングが、
その名も
《Living With war》
というアルバムをリリースするというニュースが飛び込んできました。

タイトルからもわかるとおり、
この作品は、
か?な?り?の反戦、反ブッシュアルバム。

とここまでは、
このご時世、
予想できる範囲のニュースではあるんだけど、
ぼくがたまげたのは、ここから先ッ!

なんとッ!
ニール・ヤングは、
アルバムリリースに先駆けて、
収録するすべての曲と、
その歌詞を、
自分のホームページで公開しちゃったんだってッ!

これ、ほんとにすごいと思ったッ!
だってさぁ、
全曲だよ、全曲!

「レコーディングも終わって、
今頃は、工場でプレスもされてるんだろうけど、
リリース日までなんて待ってらんないし、
売上がどうのこうのなんてより、
とにかく今、オレが感じてることを、
ひとりでも多くの人たちに聴いて欲しい!」って気持ち以外の、
何物でもないと思うから。
これ以上ストレートなメッセージって、
ちょっとないよなぁ。

ニールが一番の《敵》だと感じてるのは、
テロでもホワイトハウスでもなく、
一般大衆の《無関心》なんじゃないのかなぁ。


ニール・ヤングは、1960年代から、
ずっと活躍してる人だけど、
ぼくが強烈な印象を受けたのは、
けっこう最近のことでした。

2001年9月11日、アメリカ同時多発テロがおこった時、
J・レノンが作った《イマジン》が、
放送自粛ということになったらしいんだけど、
そんな中、
テロ直後に放映されたチャリティー番組に出演した彼が歌った《イマジン》は、
本当にすごかった。

彼の歌声は、
決して強く野太いわけではなくて、
それどころか、かなり細い声の持ち主であるにもかかわらず、
「本当に高温で燃えている星は、
赤ではなく、青白く光る」という形容がぴったりって感じで、
ものすごく熱いものが伝わってくるんだよなぁ。


《Living With War》全曲が聴けるというホームページにも、
もちろんアクセスしましたよッ。
そしたらこれが、またすごいッ!

すでに還暦を過ぎてるはずなのに、
まるで中学生が弾いてるような、
ニールのゴリゴリひずんだギター。
しかも、ほとんど《一発録り》なんだろうなぁ。
ダビングなんてしてないから、
ギターソロになると、
バックがドラムとベースだけになっちゃう。(笑)

そんなロックンロールサウンドに重なっていくのは、
100人の聖歌隊と、
1本のトランペットッ♪
サックスやトロンボーンと《ホーンセクション》を組むんじゃなくて、
まるで、ひとりの男が、
空に向かってラッパを吹いてるような画が浮かんできて、
なんともいい感じなんだよなぁ。

そしてそして、極めつけは、
なんと言ってもニールの歌ッ!
想い、勢い、熱さ、
3拍子そろったその歌も、
ほとんど一発録りなんだろうなぁ。


アルバムの中で歌われている内容も、実に多彩。
曲のタイトルだけでも、
After The Garden?(楽園が消えた後)
その名もズバリ、
Let's Impeach The President(大統領を弾劾しよう)
なんてものから、
帰還が決まった兵士が主人公の、
Families(家族)や、
戦地に赴く息子(兄)の行進を眺めている、
Flags Of Freedom(自由の旗)
さらには、戦死した友を歌った
ROGER AND OUT(以上、通信終わり)というものまで、
様々な角度から、戦争とともに生きている、
生きざるを得なくなった人たちばかりが歌われています。


そんな中、
ぼくが一番共感した曲は、
Lookin' For A Leader(リーダーを探して)という歌。

ーーーー
この国を取り戻すための
リーダーを探しています
腐敗をいっそうできる人
きっとこの人ごみの中に
まっすぐで強い誰かがいるはず
ーーーー

今の状況をなげいたり、
誰かを糾弾するだけでなく、
ニールは、未来をあきらめてないんだよね。

そしてこの曲の後、
アルバムラストを飾るのは、
唯一、ニール作ではない、
AMERICA THE BEAUTIFUL(美しきアメリカ)。
きっと誰もが聴いたことがある、
《アメリカ第2の国歌》と言っても過言じゃない、
美しく、力強いメロディが、
100人の聖歌隊の、アカペラコーラスで歌われるんだけど、
これも実に感動的。

「《ロックンロール》というのは、
ギターを大音量でかき鳴らすことではなく、
その姿勢の中に宿るもの」
そんなことを、
あらためて、強烈に教えてくれたアルバムでした。


ということで、
日本盤発売日にアルバムをゲットして、
今もそれを流しながら、
この文章を書いてます。


あ?、
熱く書きまくってしまった。(笑)

ここ
をクリックすると、
アマゾンのお買い物ページに飛べるようにしておきましたッ♪
携帯ユーザーはこちらからどうぞッ

「いわゆるロックサウンドは、ちょっと苦手なんだよなぁ」という人もいるかもしれないけど、
興味があれば、
ぜひ聴いてみてください。


こういう姿勢で音楽をやってる彼、
ほんと、応援したいよなぁ。
あなたもニールに一票をッ☆


これからも、
「これはッ」と感じるアルバムを、
このブログの中で、
どんどん紹介していきたいと思うので、おたのしみにッ☆


P.S.
今、
ニール・ヤングのサイト
にアクセスしてみたんだけど、
ホームページの構造が変わっていて、
トップページにつながっただけでは、
アルバム全曲ストリーミングがはじまらないようになってました。
2週間くらい前には、流れてたんだけどなぁ。

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