2007年3月アーカイブ

新曲のデモ制作を終えてつないだ、インターネットのニュースで、
植木等さんの訃報を知りました。
ショック...。

ぼくにとっては、
最も尊敬する、日本人ミュージシャンのひとり。
あこがれの存在です。

《笑顔で歌うこと》の大切さ、
さらには、《笑われる》のではなく、
《笑わせる》ことの素晴らしさと厳しさも、
植木さんから教わりました。

ほんと、
渥美清さんと並んで、
《ニッポンのブルースマン》なんだよなぁ。

そりゃ、レイ・チャールズを聴いた時にも、
あまりの感動に鳥肌が立って、
涙しちゃうことはあるけれど、
植木さんの歌は、
《聴いてる》というよりも、
《染みてくる》んだよなぁ。
まさに《DNAレベル》でね、

一度でいいから、
あの笑い声を、
そして、歌声を、
生で味わってみたかった。

ぼくが最も好きなクレイジーキャッツソングは、
《大冒険マーチ》。
歌詞を掲載することはできないけれど、
株でもうけるとか、石油を掘り当てるとか、
マーチの明るいリズムに乗って、
メンバーみんなで、様々な夢を語りながら、
結局は、
「まず手はじめに、
ちょいと一杯やろうかねぇ」という、
なんとも壮大で、お気楽な名曲です。
このスピリット、忘れたくないよなぁ。

結成50周年 クレイジーキャッツ コンプリートシングルス HONDARA盤
は、この曲はじめ、
《スーダラ節》、《ハイそれまでョ》といった定番曲、
爽快なファンファーレからはじまる、究極のポジティブソング、《だまって俺について来い》(Bメロで深くなる、エコーも素晴らしいッ)、
さらには、「これぞニッポンのブルースッ」といった感じの《学生節》まで、
とにかく堪能できる、2枚ぐみのベスト盤。
植木さんの歌や、
メンバーの卓越した演奏はもちろん、
作詞の青島幸雄さん、
作曲の萩原哲晶さんや、山本直純さんといった、
早々たる作家陣の生み出す楽曲も、
実に味わい部会ッ♪

寅さん映画とともに、
ぼくが「日本に生まれてよかったッ!」と、毎回感涙しちゃうCDです。

今夜はこれから、
クレイジーキャッツをかけながら、
あらためて、
植木さんの歌を、
心に染み込ませたいと思います。
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結成50周年 クレイジーキャッツ コンプリートシングルス HONDARA盤
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