満開の桜の下で

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15日の《ニュース23》にて、
より子ちゃん
の楽曲、
《忘れられた桜の木》

を、満開の桜の下で演奏してきました。

はじめてこの曲を聴いた時、
《夜に咲き誇りながら、散りゆく時を待つ桜》
というイメージが浮かびました。

桜には、
美しさやはかなさだけでなく、
どことなく、
きびしさもただよっているような気がしていたので、
番組の中で、
筑紫さんが、
「桜って、どこかこわいところもある気がしますよね」とおっしゃっていたのには、
大きくうなずいてしまいました。

そんな風に、
ぼくの中にあるこの曲のイメージとも、
ぴったりだった今回の演奏を、
とてもたのしみにしていました。

思えば、
満開の夜桜の下で、
グランドピアノの音を聴くのもはじめての経験だったけど、
より子ちゃんが弾くピアノの音は、
澄んだ空気の中をどこまでも広がっていくようで、
なんとも心地よかったなぁ。


当日は、
心配していたお天気もなんとかもってくれて、
しかも、長野の桜は、
ちょうど15日に《満開宣言》が出たそうで、
なんとも最高のタイミングでの番組となりました。

レコード会社のスタッフさんの運転する車で、
夕方の東京を出発した時はもちろん、
途中休憩で立ち寄った、
中央高速のサービスエリアも、
演奏する《高遠城址公園》に到着した時も、
気温は想像してたよりもずっと高くて、
「これなら楽勝じゃん」なんて、
余裕綽々で現地入りしたんだけど、
いざ衣装に着替え、
カメリハがはじまった頃から、
ぐんぐんぐんぐん下がりはじめ、
本番の頃には、
かなり寒い中での演奏となりました。

より子ちゃんとも、
「寒くない?」
「だいじょうぶ??」なんて言葉を頻繁に交わしつつ、
それでもちょっとした合間には、
いつものようにピアノとヴァイオリンで、
いろんな曲をセッションして遊んだりしながらの、
とてもたのしい仕事でした。

いやぁ、それにしても寒かったッ★
今回は1曲だけの演奏だから、
なんとかだいじょぶだったけど、
ひとつ前のエントリーに冗談で書いてた、
「寒さでほどよくビブラートがかかるかも」
なんてのが、
もうちょっとで現実になっちゃうくらい。

でもきっと、
ぼく以上に、
より子ちゃんは寒かったんじゃないのかな。


彼女といっしょに演奏するのは、
2月のAX以来だけど、
あの時よりさらに、
音に色気があったような気がする。

本人も、
どんどん解き放たれていってるような印象があって、
それは16日のツアーファイナルを観に行った時にも、
やっぱり強く感じました。

特にピアノの弾き語りをしてる時に、
外へ外へとあふれるエネルギーは素晴らしかった。


はじめてお会いする筑紫さんも、
本当に素敵な方でした。
本番が終わり、
こごえながら握手した時の、
彼の手のあたたかさは、
実にありがたかった。

筑紫さんの娘さんと、
うちの妹がクラスメートだったなんて話でも盛り上りました。


もうひとり、
番組に出演されていた、
諏訪中央病院の鎌田実る先生が、
ぼくのヴァイオリンをとてもよろこんでくれたのもうれしかったなぁ。


番組をご覧になってくださったみなさんからも、
いろんな感想をいただくことができました。
特に今回は、
情報メール
で、前もって、ぼくの出演をご存知だったみなさんだけでなく、
「たまたまテレビ観てたら出てきてびっくりした」なんて人からの連絡もけっこうあって、
あらためて《テレビの力》を感じました。


今回このような機会をくれた、
より子ちゃんやスタッフのみなさん、
どうもありがとうございましたッ☆


そうそう。
長野での模様は、
《Mプロ!今日も前のめりッ》
でもご覧いただけますので、
まだ観てないってみなさんは、
アクセスしてみてくださいネッ☆

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このページは、Mプロが2005年4月17日 15:01に書いたブログ記事です。

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