追悼。植木等さん

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新曲のデモ制作を終えてつないだ、インターネットのニュースで、
植木等さんの訃報を知りました。
ショック...。

ぼくにとっては、
最も尊敬する、日本人ミュージシャンのひとり。
あこがれの存在です。

《笑顔で歌うこと》の大切さ、
さらには、《笑われる》のではなく、
《笑わせる》ことの素晴らしさと厳しさも、
植木さんから教わりました。

ほんと、
渥美清さんと並んで、
《ニッポンのブルースマン》なんだよなぁ。

そりゃ、レイ・チャールズを聴いた時にも、
あまりの感動に鳥肌が立って、
涙しちゃうことはあるけれど、
植木さんの歌は、
《聴いてる》というよりも、
《染みてくる》んだよなぁ。
まさに《DNAレベル》でね、

一度でいいから、
あの笑い声を、
そして、歌声を、
生で味わってみたかった。

ぼくが最も好きなクレイジーキャッツソングは、
《大冒険マーチ》。
歌詞を掲載することはできないけれど、
株でもうけるとか、石油を掘り当てるとか、
マーチの明るいリズムに乗って、
メンバーみんなで、様々な夢を語りながら、
結局は、
「まず手はじめに、
ちょいと一杯やろうかねぇ」という、
なんとも壮大で、お気楽な名曲です。
このスピリット、忘れたくないよなぁ。

結成50周年 クレイジーキャッツ コンプリートシングルス HONDARA盤
は、この曲はじめ、
《スーダラ節》、《ハイそれまでョ》といった定番曲、
爽快なファンファーレからはじまる、究極のポジティブソング、《だまって俺について来い》(Bメロで深くなる、エコーも素晴らしいッ)、
さらには、「これぞニッポンのブルースッ」といった感じの《学生節》まで、
とにかく堪能できる、2枚ぐみのベスト盤。
植木さんの歌や、
メンバーの卓越した演奏はもちろん、
作詞の青島幸雄さん、
作曲の萩原哲晶さんや、山本直純さんといった、
早々たる作家陣の生み出す楽曲も、
実に味わい部会ッ♪

寅さん映画とともに、
ぼくが「日本に生まれてよかったッ!」と、毎回感涙しちゃうCDです。

今夜はこれから、
クレイジーキャッツをかけながら、
あらためて、
植木さんの歌を、
心に染み込ませたいと思います。
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このページは、Taroが2007年3月28日 01:14に書いたブログ記事です。

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