歌って笑って全力投球ッ

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行ってきました神戸ッ☆

6月24日(土)、午後4時24分、
新神戸駅に降り立っての第一声は、
「あっつ?ッ」(笑)
すでに陽も傾きはじめているのに、
3時間前の東京とは、比べものにならない蒸し暑さ。

「こりゃ、明日の体育館も、
けっこう暑くなるかもね」なんて話ながら、ホームを歩きつつ、
ここからそう遠くはないはずの、
甲子園球状にも、想いをはせてみたりなんかして。

実はぼく、
インタビュー等で、「夢はなんですか?」と尋かれると、
「プロ野球オールスター戦、しかも、甲子園球場での始球式ッ!」と、必ず即答しているし、
次に生まれてきた時は、
絶対野球選手、
それも、ピッチャーになることに決めているので、
《甲子園》という響き、
まさにあこがれで、
たまらないものがあるんだよなぁ。

そしたらなんとッ!
今回お世話になった旅館は、
高校球児もよく利用しているとのことッ☆
しかも、おかみさんから、
「NHKの朝の連ドラ、《純ちゃんの応援歌》のシナリオも、
先代のおかみが語ったエピソードを基にして、書かれたものなんですよ」なんて話まで飛び出しちゃったもんだから、
俄然、テンション盛り上りました。


ところがッ!
さらにすごかったのが、
いや、すさまじかったのが、(笑)
今回の講演ライブを企画して、
色々と準備してくださった、PTAのみなさんッ!

いやぁ、みんな明るいッ♪
笑いというものが、DNAレベルで染み付いて、
完全にコミュニケーションの一部になってるみなさんからの熱烈歓迎には、
こちらも、遠慮なく炸裂させていただきましたッ☆(笑)
《探偵!ナイトスクープ》の話ができたのも、うれしかったなぁ。(笑)

もちろん、ただ笑ってるだけじゃなくて、
講演ライブにかける想いも、相当なもの。

「今までの講演会は、保護者のみを対象としていましたが、
今回はぜひ、子どもたちにも聴いてほしいと思っています」
一番最初に届いたメールから、
こんな風に想いを伝えてもらえたし、
いざ、顔合わせをした時にも、
わざわざ片道3時間かけて、もらってきてくださったという、
とてもきれいな音のする、
芸能のお守りまでいただきました。
この心づかいが、
また、うれしいッ☆

さらには、保護者の方の知り合いという、調律師の方は、
仕事の都合で、本番が観られないにもかかわらず、
体育館のピアノを、素晴らしいコンディションに整えてくれていたし、
自ら《トイレ番長(自称ッ)》を買って出たという、おかあさんにいたっては、
なんと、《サンポール》3本を使い、
控え室に一番近いトイレを、
ピッカピカに磨いてくれたという、
まさに、至れり尽せり状態ッ☆
トイレのドアを開けた時、
ただよう《香り》が、ぜんぜん違ったのには、感動すら覚えました。

こんな風に、
本番に向けて動いてくれたひとつひとつが、
とにかくありがたくって
それらを報告してくれるみなさんの声が、
これまた、どれも笑っていて、
あらためて、
「明るさって素晴らしいなぁ」と、
何度も感じました。


そうやって迎えた6月25日(日)。
本番当日は、午前5時半に起床ッ☆
前日はちゃんと早寝したので、
睡眠時間も7時間。
昨日より涼しく感じる朝は、
体調もすこぶる快調ッ♪
気になっていたお天気も、
なんとかだいじょぶそうだし、
窓の外を走る、車や阪急電車の音も、
のんびり心地よかったなあ。

ゆっくり温泉にもつかり、
おいしい朝ごはんもいただいて、
いざ、小学校へッ☆


午前7時過ぎ、小学校到着。
控え室で、ストレッチをしていたら、
突如、年配の男性が入ってきて、
おもむろに、テレビの電源のスイッチを入れると、
そこには、
機材を組み上げている体育館の映像が。

「えッ、これってどういうことですか?」と、おどろくぼくらに、
「せっかくなので、教室にも中継しようと思って」と先生。
いやぁ、これには笑ったッ♪

一見、クールな職人風で、
決して言葉数も多くない先生なんだけど、
「みんなにも観せたい」という気持ち、
うれしかったなぁ。

そんなわけで、
6年生だけじゃなく、
なんと、ほぼ全校生徒のみなさんの前で、
《生中継》で歌えることになったのでしたッ☆


午前10時45分、本番開始ッ♪
冒頭のあいさつから、
「テレビの前のみんな?」なんて叫んじゃったりもした講演ライブは、
実にたのしく、充実した時間でした。

今回も、汗もたっぷりかきながら、
いっぱいしゃべり、いっぱい笑い、
もちろんしっかり歌って弾いて、
フルスイング&全力投球ッ♪
あっという間の一時間でした。

最後の曲も歌い終え、
「アンコールッ」の声と、拍手が体育館に響く中、
「あと何分やれる?」と、マネージャー☆ナカジマに確認すると、
思ったより、
時間は残っているとのこと。

「こりゃ、MC短くすれば、
2曲いけるかもッ」ということで、
急遽、《あの娘とパジャマッ》で盛り上がることにッ♪

教室や音楽室で、テレビを観ていてくれた、低学年のみんなからも、
すこぶる好評だったようで、
思い切って、やっちゃってよかったッ☆

そして、最後に用意した、
《花星賛歌》を歌う前、
この日でラストライブとなった、
ギタリストスーさんを紹介した時に響いた、
静かに、でもずっと鳴り止まない拍手は、
まるでせせらぎのようで、
聴いていて、じ?んとしてしまうものでした。

この曲を歌っている時は、
いろんな思いが込み上げてきたんだけど、
それと同時に、
自分の体と、外の世界との境界線が、
どんどんなくなっていって、
ただ、音だけが、
そこに浮かんでいるような、
とても不思議な感覚がありました。


学校を後にして、
新神戸駅のホームに上がったのは、午後4時10分。
あと5分で、
東京行きの、《のぞみ》がすべり込んでくるというそのとき、
「太郎さ?んッ!」と、
スタッフだった保護者の方々と、
男の子が、
息を切らせて階段を駆け上がってきてくれたのも、
ほんっとにうれしかったッ★

「きっとまた会えるッ」と思えたから、
さみしくはなかったよッ☆

思い返してみれば、
神戸では、布団に入っていた7時間をのぞいて、
ずっとみんなといっしょに笑ってたような気がする、

新神戸駅のホームに降り立ってから、
帰りののぞみのドアが閉まるまで、
ほぼ24時間。
実に濃?い一日でした。(笑)


掲示板
にも、
たくさんのメッセージをもらえてうれしいですッ♪
そしてそして、
感想メールもたっくさん届いてるんだけど、
すまんッ!
まだお返事書けてませんッ★(苦笑)
これから書いていきますので、
気長に待っててくださいね。

もちろんまだまだ、
感想たのしみに待ってますッ☆


今回、体育館でライブ参加してくれた6年生は、
阪神淡路大震災が勃こった年に、生まれたとのことだけど、
その数年前、
ぼくは神戸に住む、
大切なともだちを亡くしました。

高校を卒業して、
音楽を学びはじめて知り合った、10歳年上の彼は、
いつもおだやかに笑っていて、
ぼくが新しい曲を聴かせる度、
「太郎ちゃんは、将来絶対大物になってると思うでぇ」と、
くちびるのはしっこをゆるめながら、
何度も何度も言ってくれてた人でした。

そんな彼のお墓参りに行ったのは、数年前。
やっぱり今のように、
暑い盛りの頃。

汗をびっしょりかきながら、
彼の眠るじゃりの上に立つと、
突然、低くうなる羽音とともに、
一匹の大きな蜂が飛んできました。

実はぼく、
蜂とかトンビとか、そういったヤツらに、
どこからどう、攻撃されるかわからないって状況が、
こわくてこわくて仕方ないんだけど、
なぜか、その時は、
妙に落ち着いていられて、
こわさも不思議と感じなかった。

暑い日差しに照り付けられながら、
ただ、じっと立っていると、
蜂はお墓の上を何度か旋回した後で、
まっすぐぼくの方へと向かってきて、
そのまま左の首筋をスッとかすめると、
夏空の向こうへと消えてゆきました。

あの時の羽音と、
首筋の感触は、
今でもはっきりと覚えています。


今回は、お墓参りには行けなかったけど、
また彼に、会いに行きたいし、
甲子園にも行かなくちゃだし、
せっかくだから(?!)鶴橋まで足を伸ばして、
《風月》のお好み焼きも食べたいし、(笑)
なによりまた、
みんなといっしょに大笑いしたいので、
神戸のみなさん、
また呼んでくださいネッ☆

その時をたのしみに、
まだまだ歌い続けますッ!

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このページは、Mプロが2006年7月 1日 23:05に書いたブログ記事です。

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