9月のイベントの打ち合わせを終えた帰り道、
切符を買いに行ってくれたマネージャー☆ナカジマを待ちながら、
地下鉄の改札口近くに、
一人で立っている時だった。
「おいッ!サングラスなんかしてんじゃねぇよ!」
ぼくの約3メートル前方から、
若い男の声がした。
「もしかして、言われてるのってオレ?」
一瞬そうも思ったけど確信もないし、
黙ってそのまま立っていると、
「サングラスはずせって言ってんだよッ」と、
ふたたび声が響く。
やっぱりぼくに言ってるようだ。
ただ、こちらに近づいてくる様子はなく、
しかも、声の出所から推測するに、
駅の床に寝っころがりながら、
からんできてるようだった。
でも、だからといって、
このまま無視し続けるわけにもいかないし・・・。
「ぼくのことですか?!」
思い切って、声のする方に向かって、
言葉をかけてみた。
「そうだよ。サングラスなんかしてんじゃねぇよ」
「いやぁ、目が見えないんですよ」
「んじゃあ、サングラスはずしても見えないのかよッ?!」
「してても見えないですけどね(笑)」
「ほ、ほんとにッ?!」
「そう。ほんとに見えないの(笑)」
?数秒の沈黙?
「ご、ごめんなさい」
「いえいえ(笑)」
?さらに数秒の沈黙?
「見えないんだぁ。
見えないなんて思わなかったから...」
「普段は白い杖ついてるんですよ」
「ほんとごめんなさい。
アナタがあまりにも《スタイリッシュ》だったから...」
「あひゃひゃひゃッ!スタイリッシュッ?!」
「ほッ、ほんとだって!スタイリッシュだよッ!
それに《小顔》だし!」
「アヒャヒャッ!顔、デカいですよッ!」
「デカくなんかねぇよッ!ちいさいって!」
「そう?ありがとう(笑)」
?さらに数秒の沈黙?
「あなた、いくつなんですか?」とふたたび男。
「いくつに見えます?」
「オレが32歳だから...」
「(すかさず)その5つ上ッ☆」とぼく。
「えッ?!年上なんですかッ??」
「そうってことになりますね(笑)」
「そ、そりゃ失礼しましたッ」
「いえいえ(笑)」
そうこうしてる間にナカジマが到着。
ぼくの笑い声が聴こえていたとみえて、
「どうしたの?(笑)」と言いながら、
男の方を見る。
「いや、彼と話してたんだけどネッ♪
それじゃ失礼しまッス♪」と男にごあいさつ。
「あ、あぁ」と、
ちいさな声で返事する男を残し、
切符を受け取り、改札をくぐった。
地下鉄に乗り込んでから、
今までのいきさつを話すと、
ナカジマも爆笑。
なかでも、
彼が発した《スタイリッシュ》&《小顔》という言葉には、
「これまでの努力がやっと報われた...」と、
かなり本気で感激の様子(笑)
「でもほんと、悪い人って感じじゃなかったよね」ということで、
ぼくらの意見は一致した。
ナカジマによると、
男は駅コンビニの前で、
横になっていたということだけど、
その髭面は、精悍さすら感じさせるもので、
いわゆる《ホームレス》とは、ちょっと違う感じだったとのこと。
それにしても、そんな彼が発した言葉に、
無邪気によろこんじゃってるマネージャーってどうなのよッ?!
まぁぼくも、
彼とのツーショットを、
《前のめりッ》
に載せられなくて、
ちょっとがっかりだったけど。
切符を買いに行ってくれたマネージャー☆ナカジマを待ちながら、
地下鉄の改札口近くに、
一人で立っている時だった。
「おいッ!サングラスなんかしてんじゃねぇよ!」
ぼくの約3メートル前方から、
若い男の声がした。
「もしかして、言われてるのってオレ?」
一瞬そうも思ったけど確信もないし、
黙ってそのまま立っていると、
「サングラスはずせって言ってんだよッ」と、
ふたたび声が響く。
やっぱりぼくに言ってるようだ。
ただ、こちらに近づいてくる様子はなく、
しかも、声の出所から推測するに、
駅の床に寝っころがりながら、
からんできてるようだった。
でも、だからといって、
このまま無視し続けるわけにもいかないし・・・。
「ぼくのことですか?!」
思い切って、声のする方に向かって、
言葉をかけてみた。
「そうだよ。サングラスなんかしてんじゃねぇよ」
「いやぁ、目が見えないんですよ」
「んじゃあ、サングラスはずしても見えないのかよッ?!」
「してても見えないですけどね(笑)」
「ほ、ほんとにッ?!」
「そう。ほんとに見えないの(笑)」
?数秒の沈黙?
「ご、ごめんなさい」
「いえいえ(笑)」
?さらに数秒の沈黙?
「見えないんだぁ。
見えないなんて思わなかったから...」
「普段は白い杖ついてるんですよ」
「ほんとごめんなさい。
アナタがあまりにも《スタイリッシュ》だったから...」
「あひゃひゃひゃッ!スタイリッシュッ?!」
「ほッ、ほんとだって!スタイリッシュだよッ!
それに《小顔》だし!」
「アヒャヒャッ!顔、デカいですよッ!」
「デカくなんかねぇよッ!ちいさいって!」
「そう?ありがとう(笑)」
?さらに数秒の沈黙?
「あなた、いくつなんですか?」とふたたび男。
「いくつに見えます?」
「オレが32歳だから...」
「(すかさず)その5つ上ッ☆」とぼく。
「えッ?!年上なんですかッ??」
「そうってことになりますね(笑)」
「そ、そりゃ失礼しましたッ」
「いえいえ(笑)」
そうこうしてる間にナカジマが到着。
ぼくの笑い声が聴こえていたとみえて、
「どうしたの?(笑)」と言いながら、
男の方を見る。
「いや、彼と話してたんだけどネッ♪
それじゃ失礼しまッス♪」と男にごあいさつ。
「あ、あぁ」と、
ちいさな声で返事する男を残し、
切符を受け取り、改札をくぐった。
地下鉄に乗り込んでから、
今までのいきさつを話すと、
ナカジマも爆笑。
なかでも、
彼が発した《スタイリッシュ》&《小顔》という言葉には、
「これまでの努力がやっと報われた...」と、
かなり本気で感激の様子(笑)
「でもほんと、悪い人って感じじゃなかったよね」ということで、
ぼくらの意見は一致した。
ナカジマによると、
男は駅コンビニの前で、
横になっていたということだけど、
その髭面は、精悍さすら感じさせるもので、
いわゆる《ホームレス》とは、ちょっと違う感じだったとのこと。
それにしても、そんな彼が発した言葉に、
無邪気によろこんじゃってるマネージャーってどうなのよッ?!
まぁぼくも、
彼とのツーショットを、
《前のめりッ》
に載せられなくて、
ちょっとがっかりだったけど。
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